2026年6月、処遇改善に関する加算が見直された
父の介護サービスの請求額が、春ごろと違う気がします。制度が変わったんでしょうか。
2026年6月に、介護職員等処遇改善加算の見直しがありました。職員の待遇改善に向けた加算で、サービスごとに加算率や区分が設定されています。
その変更が、そのまま父の請求額に表れるんですか。
事業所が算定している加算の区分や、実際に利用したサービスによります。厚生労働省の資料にはサービスごとの違いが示されています。ご本人の請求額は、契約内容と明細をもとに事業所に説明してもらいましょう。
請求書で確認したい4項目
明細には知らない言葉が多くて、どこから見ればいいか迷います。
まずは、変更前と変更後の明細を並べてみてください。次の4項目を分けると、事業所へ質問しやすくなります。
| 見る項目 | 事業所に確認すること |
|---|---|
| サービスの利用月 | 請求日ではなく、何月に利用した分か。同じ時期の明細を比べているか。 |
| 利用回数・時間 | 回数や利用時間が増えていないか。追加したサービスはあるか。 |
| 処遇改善加算などの加算 | 区分・算定率が変わったか。どの項目が、いつの利用分から変わったか。 |
| 保険外の費用 | 食費や日用品など、介護サービスの費用とは別の項目が変わっていないか。 |
請求書の様式・項目名は事業所によって異なります。明細が見当たらない場合は、内訳を依頼してください。
引き落とされた月と、利用した月は分けて見たほうがいいんですね。
はい。「今月払った金額」だけで比べると、利用日数の違いなどを見落としやすくなります。どの月の、どのサービスの費用かを、最初に確認しましょう。
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事業所には、変わった項目と開始月を聞く
問い合わせるとき、どう尋ねればいいですか。
例えば、「以前の明細と比べて、どの項目が変わりましたか。何月の利用分からですか。サービスの利用量と、単価や加算の変更を分けて説明してもらえますか」と尋ねてみてください。
説明を聞く前に、サービスを減らしたほうがいいでしょうか。
金額だけで決めず、まず変更理由を確認しましょう。予算と生活の両方を考えたいときは、担当のケアマネジャーに明細を見せて相談してください。この記事だけで、ご本人に必要な介護を判断することはできません。
施設の食費の変更と、介護サービスの加算を分ける
施設の食費も変わったと聞きました。同じ改定の話ですか。
令和8年度の改定には、2026年8月からの介護保険施設等の食費の基準費用額の見直しもあります。ただし、処遇改善に関する加算と食費は分けて確認します。食費の基準額が、そのまま全員の契約上の食費になるわけではありません。
負担を軽くする制度については、どこで聞けますか。
お住まいの自治体の介護保険担当窓口で、利用できる軽減制度と申請方法を確認してください。相談先が分からない場合は、地域包括支援センターに相談することもできます。食費の変更は関連コラム、費用軽減の制度は関連ガイドで整理しています。
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出典
- 厚生労働省:令和8年度介護報酬改定について (参照: 2026-10-02)
- 厚生労働省:介護職員等処遇改善加算の基本的考え方・事務処理手順(2026年3月13日) (参照: 2026-10-02)
- 厚生労働省:令和8年度介護報酬改定の概要 (参照: 2026-10-02)
- 厚生労働省:介護保険法施行規則(食費等・領収証の費用区分) (参照: 2026-10-02)
- 厚生労働省:地域包括ケアシステム(地域包括支援センター) (参照: 2026-10-02)